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あなたの寄付が鞆の街並みを守り、文化・伝統を後世に伝えます。

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鞆町の状況

鞆の歴史的な町並みと人々の暮らしが醸し出す癒しの風情や、四季を通じて行われる伝統的な祭りや催しは、鞆を訪れる多くの人々をひきつけ、世界的に知られる景勝地、観光地となっています。
他方、人口の減少とともに、空き家の増加や家屋の老朽化などにより、古い町並みは失われつつあります。また、人々が歴史と暮らしの中で守り育んできた祭事など伝統文化の継承にも影響を及ぼしています。
鞆を再生・活性化するためには、地域と行政が一体となって、町並みを保存するとともに、安心して暮らし続けていけるまちづくりをすることが必要です。また、鞆に暮らす人も鞆を訪れる人も笑顔で過ごせるように、暮らしと観光との調和を図る必要があります。

プロジェクトによって行うこと
取組 1

鞆の町並み保存や歴史的な景観保全に係る取組

伝統的建造物群保存地区内で建物の所有者が実施する保存修理、
修景費用の一部を補助します。

鞆町に残る江戸期から昭和前期の家屋には、今も人々が生活する「暮らし」があります。
これらの伝統的建造物(古民家)を、日本家屋の伝統工法によって修理します。
また、鞆町の建築物の特徴を良く伝える意匠やデザインを保存・再生します。

伝統的工法により伝統的建造物を地域交流拠点とするための
費用の一部を補助します。

【シンボルプロジェクト第一弾】「町並み保存拠点施設」の整備を進めます。
・鞆町の住民の方と、鞆町を訪れる人々が集い、語らう場を提供します。
・鞆町の町並みの変遷や、鞆町の歴史や文化に触れることができる場を創ります。
・取組内容や工事の進捗状況など詳しくはシンボルプロジェクトのページへ。

防災拠点施設・防災資機材を整備するための
費用の一部を補助します。

重伝建地区を守るため鞆地区防災計画に沿った防火・防災施設の整備を後押しします。
鞆町の住民が主体となって行う防災訓練などを支援します。

取組 2

鞆の文化・伝統を継承していくための取組

伝統行事に使われる用具等の修理・修繕を行います。

先人達の知恵、「鞆の浦鯛しばり網漁法」を今に伝える初夏の風物詩「鯛網」
夏の夜空を焦がす3体の大松明の炎で、素戔尊の神輿渡御に先立ち神輿庫と参道を祓い清める「お手火神事」
旧正月に邪鬼を射祓い、新しい年の平穏を祈る「お弓神事」
鞆町に伝承される数々の伝統行事の継承を支援します。

鞆町に残っている資料・文献等の調査を進め、
文化・伝統の継承に役立てます。

江戸期の商家や町屋をはじめ、鞆町に現存する古文書の数々・・・歴史を探究する上での「一次資料」となるこれらの貴重な資料を調査・分析し、鞆町の歴史・伝統・文化を後世に伝えていく取組を支援します。

文化・伝統など関連する資料の
アーカイブ化(記録集の作成等)を進めます。

伝統行事や各地区に伝わる文化・風習を後世に記録として残すための取組を支援します。
作成されたアーカイブの利活用を進めるための取組を支援します。

取組 3

町並み保存や文化・伝統の継承を支えるための取組

鞆町の歴史や町並み、文化・伝統を継承するための活動を支援します。

歴史・文化的に価値のある建造物や史跡等の調査を進め、鞆町の持つ価値を高めます。
町並み保存団体やボランティアガイドの活動を支援します。
鞆町の歴史や文化を次の世代に伝えるガイドや伝承者の育成を支援します。

伝統的建造物の修理・修景を適切に行うための人材育成を支援します。

伝統的建造物の建築に携わる方々を対象とした「ヘリテージマネージャー(地域歴史文化遺産保全活用推進員)」資格取得講座の開催を支援し、鞆町の町屋の特徴を活かした修理・修景を継続して行えるようにします。

歴史的に価値のある建造物や史跡などを大切に保存します。

文化財としての価値を発信するための情報案内板を設置します。
国内外から鞆町を訪れる方々が簡単に情報収集できるよう、情報提供ツールのデジタル化を進めます。

日本遺産「鞆の浦」の魅力を国内外に広く情報発信していきます。

「瀬戸の夕凪が包む国内随一の近世港町~セピア色の港町に日常が溶け込む鞆の浦~」
万葉の時代から「潮待ちの港」として繁栄し、中世~近世の港町の変遷と「日本一美しい港」と称される歴史的な景観を残しながら、町の人々の文化、伝統が色濃く受け継がれ、町並みに人々の暮らしが今も息づく、唯一無二の鞆町の「価値」を積極的に発信します。

寄附募集目標額

600,000,000
(令和元年度から概ね10年間)

現在の支援状況

2024/01/26 現在
支援金額
80,605,463
支援者数
214
支援企業
・団体数
117企業・団体
鞆の新たなまちづくりの指針「鞆まちづくりビジョン」の実現を目指します。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

総合討論の様子

「鞆まちづくりビジョン」とは、鞆に暮らす人々が、自分たちの子や孫の世代に思いを馳せながら、誰もが安心して自分らしく暮らし、活躍できるまちを自らの手で実現していくために、互いに共感し合える将来像を描いたものです。
鞆の新たなまちづくりの指針として、鞆地区の住民に加えて、地区外に在住していて鞆を愛する方々、若い人たちから高齢者までが一緒に参加する「鞆まちづくりビジョンワークショップ」を開催し、地域が主体となった取組や行政と協働した取組など具体的な進め方や方向性を盛り込み、平成30年3月に策定しました。
なお、広島県と福山市では、鞆に暮らす人々が、鞆の歴史と文化に誇りを持ち続け、安心して生活を送ることができるまちづくりの実現に向け、必要なハード・ソフト対策に取り組んでいます。